入院中の患者が外出して別の病院にかかった時
入院している患者が、その病院で治療できない疾病のため別の病院にかかり、処方箋を薬局に持ち込むことがある。
包括点数の入院料やDPC制度による包括点数を算定している患者の場合、薬局としては非常に困る。
かかった費用は医療機関と合議の上、分配して決めること、とされているからである。そもそも薬局に来ている時点でこの患者が入院しているという発想はほぼほぼない。気づくのは調剤報酬を請求した後、返戻で戻ってきた時である。返戻で戻ってくるには最低1月はかかり、そうなれば入院している病院側も診療報酬請求は終わっている場合が多く合議がうまく進まない場合も多いだろう。